また特徴的な穂を猫の前で動かすとよくじゃれつくことから「猫じゃらし」とも呼ばれている草です。葉の部分はエノコログサが若いうちは猫が食べる草の代用が可能と言われています。 梅雨時期から伸びる草の中でも ひときわ目立つエノコログサ。またの名を「ねこじゃらし」と言います。 よく言ったもので 本気に猫は このエノコログサにじゃれます。ひとしきりじゃれた後は食します。 今回は 今我が家の芝生で増殖中のエノコログサについての記事です。 エノコログサ [学名] Setaria viridis [名前の由来] 狗尾草。花穂を子犬の尾に見立てて、犬の子草。 別名、ネコジャラシ。関東ではネコジャラシといいます。 [科名] イネ科 [分布] 北海道~沖縄 [花期] 8~11月 [特徴] 道端や荒れ地に普通に生える1年草。 エノコログサ(狗尾草、学名:Setaria viridis )は、イネ科エノコログサ属の植物で、一年生草本である。ブラシのように長い穂の形が独特な雑草である。 ふさふさの穂が特徴的なエノコログサをご存知ですか?ねこじゃらしと聞いてピンとくる方も多いことでしょう。この記事では、雑草としてのエノコログサの特徴や生態について紹介し、その種類や食べることができるのかについても併せて解説します。記事の目次道端で誰もがみたことがある猫じゃらしに似た植物は「えのころ草」という正式名称です。今回はそんなエノコログサについて、実際はどんな種類があるのか、効果的な除草の方法はどういったものか、あるいは食べることはできるのか、など、さまざまな疑問について解説します。エノコログサの名前の由来はその特徴的なふさふさの穂からきています。えのこは「狗」といい、子犬を指します。子犬を犬の子、犬の子と呼ぶうちになまって「えのころ」になったと考えられます。子犬のふさふさとした尾が穂に似ていることから名前がつけられ室町時代には既にこの名前で呼ばれていました。エノコログサは北海道から九州まで幅広く分布しており、空き地や道路わきなど乾いた地面のある場所でよく見ることができます。世界中の温帯から熱帯にかけて分布しており、ユーラシア大陸原産とされています。日本には農耕文化が伝来した際に侵入してきたとされ、縄文時代以降にはアワやヒエを栽培する畑の雑草として知られていました。エノコログサの花言葉は「遊び」と「愛嬌」です。これは正式名称の狗尾草(エノコログサ)よりねこじゃらしの俗称が花言葉の由来となっています。「遊び」の花言葉の由来はねこじゃらしを使ってじゃれる猫の姿から、「愛嬌」の花言葉の由来は遊ぶことをお願いする可愛らしい猫のイメージからつけられたとされます。エノコログサの茎は細く草丈が50~80cmほどになる中程度の雑草です。地面に近い茎は地表を這い、太い節から根を生やします。夏になると茎が上に伸びだし穂をつけるようになります。エノコログサの葉は長さ10~20cm、幅が5~13cmで薄い質感です。葉は茎の付け根部分に毛がはえており、よくねじれています。裏側の方が濃い緑色でつやがあり、表のように見えるのが特徴です。エノコログサの花は円柱状で一面につき、花序は直立しています。穂の付け根から総苞毛(そうほうもう)と呼ばれる剛毛が生えており、ブラシのような形状に見えます。小穂から生えている芒(のぎ)ではないため、開花時期である8月~11月をすぎて小穂が脱穀したあとも花序に残ります。エノコログサは2~3mmの種子をひとつの穂あたりで300~800個生産します。1株で5~10個程度の穂をつけるため、5,000~12,000個もの種子を生産します。この種子は動物に食べられても消化されず生きることができるため、ふんと一緒に外に出されて生育エリアを広げられます。エノコログサの種子は土壌深くにもぐってしまうと発芽能力を失ってしまいますが、1~2cmの深さであれば15年程度の休眠が可能で、温度が高くなるとすぐに発芽能力が戻ります。道端や空き地に生えているエノコログサは群生していることが多いです。これは、エノコログサが他の雑草の生育を抑える因子を保有しているためです。ヒエやアワなどの雑穀といわれる植物はアレロパシー作用といって、ほかの植物に影響をおよぼす化学物質を放出します。アワは雑草のエノコログサから食べることができる個体を選抜したものであるため、雑穀と同様、エノコログサも他の雑草の生育を抑える力を持っています。ボタニ子次のページではエノコログサの種類について紹介するよ。次のページエノコログサの種類どくだみというと優れた薬効を持っているとして有名な植物で、その名前を知っている人も多いでしょう。多くの効能を持っている薬草...さまざまな効果・効用があり民間治療薬として人々の健康を支え続けててきたどくだみ茶の美味しい作り方にはコツがあります。ノンカ...ヤブガラシ(藪枯)という何やらものすごいパワーワードですが、その名のとおり藪をも枯らす勢いのある植物の名称です。今回は数あ...皆さんはハマスゲと聞いてピンときますか。その姿を見ると毎日駆除している憎き雑草だとわかります。ハマスゲの駆除方法は皆さん知...春になるとつくしのそばに生えている植物、すぎのこ(杉の子)。実はなかなか手ごわい雑草です。すぎのこは、抜いても抜いても何日...田んぼの緑のカーペットのマツバイをご存知ですか?カヤツリグサ科の植物はたびたび水田栽培に迷惑をかける雑草ですが、針のような...ガーデニングや雑草駆除をしたことがある人なら、夏になると驚くほど繁殖しているコニシキソウを見付けたことがあるのではないでし...夏の代表的雑草であるオヒシバ。オヒシバは非常に繁殖力が高く、道端や公園などのあらゆる場所でみかける雑草です。この記事では、...メヒシバはどこでも見かける雑草です。きっとみなさんも目にしたことがあるでしょう。そんな、しつこい雑草として有名なメヒシバの...水田雑草は米作りの厄介者。その中でも、特に駆除しにくいとされるホタルイ属についてご紹介いたします。「薬が効かなくなった」「...水田雑草として田んぼにはびこるコナギ。どのような葉や、花の植物なのでしょうか?コナギの特徴はもちろん、葉が似ている他の植物...オオブタクサという外来雑草をご存じですか?別名クワモドキと呼ばれる、成長がとても速く高さ4mほどの大型の雑草です。この記事...ネナシカズラは他の植物に絡みつき、養分を吸収して生きる寄生植物。しかし寄生して生きるのも楽ではありません。寄生相手を探すた...カヤツリグサを効果的に駆除するには、カヤツリグサのことをよく知るのが先決です。この記事では、カヤツリグサの三角の茎などおも...イヌホオズキとはどんな植物なのかご紹介します。小さな黒い実をつけるイヌホオズキは、日本全国で見られるありふれた雑草です。イ...イノコズチの種子は、動物や衣服に引っ付くことから、「ひっつきむし」として厄介なことで知られています。しかし、イノコズチとい...秋に道端や空き地、公園などいろいろなところで見かけるアメリカセンダングサは、繁殖力がとても強い雑草の一つです。さらにアメリ...雨のあと、庭にわかめのようなものが現れて驚くことはありませんか?それはイシクラゲという藻です。イシクラゲはイシワカメとも呼...どんな場所でも生える雑草、スギナ。その駆除や除去には苦労している人も多いでしょう。完全な枯らし方は困難ですが、少しでもスギ...花壇や家庭菜園など、どこにでも生えるスギナ。何度抜いても生えてきてしまうため、無農薬では駆除するのが難しい雑草というイメー...雨のあと、庭にわかめのようなものが現れて驚くことはありませんか?それはイシクラゲという藻です。イシクラゲはイシワカメとも呼...秋になると道端や庭に生えている雑草は穂がでたりと姿がかわってきます。皆さんは普段見るけど、それがどんな雑草の種類どのくらい...皆さんはハマスゲと聞いてピンときますか。その姿を見ると毎日駆除している憎き雑草だとわかります。ハマスゲの駆除方法は皆さん知...どくだみというと優れた薬効を持っているとして有名な植物で、その名前を知っている人も多いでしょう。多くの効能を持っている薬草...ヨウシュヤマゴボウをご存知ですか?秋になると町中でもよく見かける、濃い紫色の特徴的な実をつける植物です。しかし同時に、中毒...花壇や家庭菜園など、どこにでも生えるスギナ。何度抜いても生えてきてしまうため、無農薬では駆除するのが難しい雑草というイメー...どんな場所でも生える雑草、スギナ。その駆除や除去には苦労している人も多いでしょう。完全な枯らし方は困難ですが、少しでもスギ...草木や花がいっぱいの庭は、緑に癒される大切な空間です。しかし、庭に元気に生えてくる雑草たちに悩まされる方も多いのではないで...ガーデニングや雑草駆除をしたことがある人なら、夏になると驚くほど繁殖しているコニシキソウを見付けたことがあるのではないでし...春になるとつくしのそばに生えている植物、すぎのこ(杉の子)。実はなかなか手ごわい雑草です。すぎのこは、抜いても抜いても何日...イヌホオズキとはどんな植物なのかご紹介します。小さな黒い実をつけるイヌホオズキは、日本全国で見られるありふれた雑草です。イ...さまざまな効果・効用があり民間治療薬として人々の健康を支え続けててきたどくだみ茶の美味しい作り方にはコツがあります。ノンカ...オモダカ(沢瀉)という水生植物をご存知でしょうか。全国の水田やため池などに生息し、真っ白な美しい花を咲かせますが、繁殖力が...ヤブガラシ(藪枯)という何やらものすごいパワーワードですが、その名のとおり藪をも枯らす勢いのある植物の名称です。今回は数あ...メヒシバはどこでも見かける雑草です。きっとみなさんも目にしたことがあるでしょう。そんな、しつこい雑草として有名なメヒシバの...夏の代表的雑草であるオヒシバ。オヒシバは非常に繁殖力が高く、道端や公園などのあらゆる場所でみかける雑草です。この記事では、...水田雑草は米作りの厄介者。その中でも、特に駆除しにくいとされるホタルイ属についてご紹介いたします。「薬が効かなくなった」「...ふさふさの穂が特徴的なエノコログサをご存知ですか?ねこじゃらしと聞いてピンとくる方も多いことでしょう。この記事では、雑草と...ギシギシという植物を知っていますか?畑などに自生している背の高い雑草で、ハーブや薬草として食べることができる植物です。しか...梅雨が明けると一気に伸びてくる厄介な雑草。その一つにノボロギクという植物があります。名前に聞き覚えがなくても誰もが一度はそ...エノコログサとは?猫じゃらしとしても知られる植物の特徴をご紹介!のページです。BOTANICA(ボタニカ)では、植物やガーデニングにかかわる情報を発信しております。カテゴリーBOTANICAについて
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