サクラダリセットとは河野裕によって描かれた日本のライトノベル小説です。イラストは有名な椎名優が担当しています。角川スニーカー文庫から出版されており、2009年から2012年の間で書かれており完結しています。その他にも漫画化やアニメ化、実写映画化もしている作品です。 2018年10月30日公開2018年10月30日更新2017年4月に放送されたアニメ「サクラダリセット」。住民が特別な能力を持つ街「咲良田(さくらだ)」で、「記憶保持」の能力を持つ浅井ケイと最大3日前の状態に戻す「リセット」の能力を持つ春埼美空の二人が「奉仕クラブ」の活動として能力に関わる依頼をこなしていく物語。小説から実写映画、そしてアニメ化と幅広くメディア展開され、さまざまな賛否の感想を呼んだ作品。今回はアニメ「サクラダリセット」全話の感想をまとめつつ、小説と映画を比較しながらネタバレな話も解説していく。出典: 角川スニーカー文庫の小説「サクラダリセット」が2017年4月にアニメ放送された。住人が能力を持つ街「咲良田」に住む、「記憶保持」の浅井ケイと「リセット」の能力を持つ春埼美空。二人の学生が「奉仕クラブ」という活動で、さまざまな人と出会い能力事件を解決していく学園ファンタジー。今回はネタバレを含むあらすじを全話紹介していく!アニメ「サクラダリセット」は全24話。全話がちょうど2クール分になり、物語も「前半」「後半」の流れとなっている。(ネタバレ/物語の節目は「相麻菫」の存在が大きい。)出典: 「前半」は「浅井ケイ」が「春埼美空」のリセットの能力を使って、死んだ「相麻菫」を蘇らせる計画で動く。「後半」は「奉仕クラブ」の活動をしながら、相麻菫と「管理局」に立ち向かう話。今回はサクラダリセットの始まりから、相麻菫に関わるあわすじとネタバレを解説していく!「サクラダリセット」#1、#2「MEMORYinCHILDREN」。初めて「浅井ケイ」「春埼美空」「相麻菫」が出会う話。(ネタバレ/相麻がケイと春埼を引き合わせるための回)出典: 中学2年の時、浅井ケイの下駄箱に手紙があり「28日南校舎の屋上に来て」と書いてあった。屋上にいくと春埼美空と「リセット」の能力と出会う。相麻の提案で「3人の中にアンドロイドは誰か?」という名目で、「浅井ケイ」「春埼美空」「相馬菫」3人の関係が始まる。感想でも春埼の話し方がロボットぽいことから、視聴者は春埼=アンドロイドの認識が強い。出典: 「記憶保持」の能力で時々時間がダブっている経験があったケイ。「リセット」と自分の能力があれば、世界を変えることが出来ると確信する。「リセット」の能力を手に入れるために、ケイは春埼の信頼が得られるように行動を始める。ケイのセリフや相麻との哲学の話しが「難しい」と感想の声が聞かれる。出典: 「感情の制限」をして自分で答えを出すことが出来なくなっていた春埼。そんな時「倉川マリ」という少女と出会い、彼女を助ける為ケイは体を張った。春埼にどうするか選ばせようして、初めてケイと春埼は、協力することとなる。(ネタバレ/相麻の助言や知り合いの能力者と共に、見事倉川マリの問題を解決!)出典: ケイと春埼と仲良くする為に動いていた相麻。倉川マリの問題を解決した後、屋上でショートカットにした春埼が「あなたのことが好き」と告白。気持ちを確かめるためにケイは春埼とキスをして「リセット」をした。その数日後、相麻が事故で死ぬニュースが報道される。「リセット」前は生きていたが「リセット」したことで、相麻を死なせてしまったとケイは後悔する。(ネタバレ/のちに相麻にとっては、自分の死は計画の一部。)「サクラダリセット」#3、#4「CAT,GHOSTandRevoltionSunday」。「村瀬陽香」「野ノ尻盛夏」の登場。(ネタバレ/村瀬とケイが能力バトルするも、ケイが派手に死ぬ回)出典: 村瀬から「死んだ猫を生き返らせて」と依頼されたケイと春埼。情報屋「非通知くん」から「野ノ尻盛夏」を紹介してもらい猫探しを始める。(ネタバレ/「奉仕クラブ」顧問の津島が村瀬と接触させる為の口実)出典: 猫探しの最中「非通知くん」こと「好井良治」から「マクガフィン」の話を聞いたケイ。村瀬がそれを手に入れるために動いていたことに気づき始める。アニメでは「マクガフィン」を関連した話が展開され、村瀬は能力で強奪したり、ケイにいきなり「殺す」と襲ってくる。感想としては村瀬の容赦ない言動に驚きを隠せない様子。出典: アニメ「サクラダリセット」初の能力バトルが始まった回。殺しにかかる村瀬と「テスト」と称して説得しようとするケイ。中学2年の時もそうであったように、ケイは自分が犠牲になることにためらいがない。ケイ曰く「説得する方法は一つしか思いつかない。僕はそれをやりたくない。」と言いつつも、実際にやってしまうケイの行動に視聴者全員が絶叫したとグロい描写に戸惑っている。「サクラダリセット」#6から#8、「WITCH,PICTUREandRedEyeGirl」。「笹野宏幸」「岡絵里」の登場(ネタバレ/魔女から相麻と会えると聞かされる!)出典: 津島から「管理局の頂点に近い女性が会いたがっている」と電話がかかる。その人物は「魔女」と呼ばれ、ケイとは4年前に電話で話したことがある。(ネタバレ/佐々野さんの写真に度々登場する女性)出典: 佐々野さんから「見知らぬ女の子に能力を封じられた」と話す。調べていく最中、能力を封じた本人の「岡絵里」が現れ「春埼のリセットを奪う」と宣言する!(ネタバレ/旧姓…藤川絵里。中学時代のケイが、今の岡絵里にしたきっかけ。当のケイは当時の自分のやり方を後悔している)出典: 村瀬が見せられた「サルが追いかけてくる」や春埼が「リセットの使い方を忘れる」ことから、岡絵里の能力が「暗示」に近いものだと気づく。津島から「記憶操作」の能力であることを聞かされる。呼び出された灯台に向かったら、佐々野さんが持っていた写真に閉じ込められてしまう!(ネタバレ/村瀬と連携して、見事岡絵里に勝利。春埼のリセットを取り戻す)出典: 岡絵里は管理局員(ネタバレ/浦地)から「魔女の死が近い」ことを知っている。ケイとの対決に負けた足で「魔女」の元へ向かった。岡絵里が管理局と対立関係になることを避けるため、佐々野さんの能力を使い「魔女」を脱出することに成功。(後日再会した時、ケイの弱点になる事を嫌がりつつも次は勝つと強気発言をして去っていく。)「サクラダリセット」の後半は相麻復活する話が展開される。(ネタバレ/笹野さんの「相麻が映った写真」を破り、村瀬と坂上の能力で写真の中の相麻をとどめる…という流れ)出典: サブタイトル「MEMORYinCHILDREN3/3」。2/3(#2)の次ではないのは、意図的な伏線。#10はケイが相麻を復活させる話で、相麻からしたら2年前から決まっていたシナリオの一つでもある。(ネタバレ/復活した相麻と2年前から準備していた、さまざまな伝言でケイを助けるためのもの)出典: 「相麻の復活」については、賛否の感想が上がっている。アニメ「サクラダリセット」の話にもあったように、写真で復活した相麻は「スワンプマン」(死んだ人間が生き返ったら、その人は本物か?偽物か?という話)ではないか?感動的だったと言う人もいれば、この後の展開が気になる人いる。「サクラダリセット」の管理局に囚われてしまうの!?とか、ケイをめぐる三角関係!!などが挙がっている。「サクラダリセット」#12から#15、「OneHandEden」。「ミチル」「チルチル」「猫屋敷の老人」の登場回(ネタバレ/浦地がケイの存在に疑問を抱く)出典: 「ミチル」こと「片桐穂乃歌」の能力で夢の世界に入ることを、管理局にお願いしたケイ。相麻が「咲良田の外に出たらどうなるか」実験するため「奉仕クラブ」の活動しながら、春埼と一緒に夢の中の咲良田を歩いた。(ネタバレ/白い雲のような壁で、町の外に出られないことに気づく)出典: リセット後、野ノ尾がケイの所に来て「夢の世界へ行きたい。猫屋敷の老人に会いたい。」とお願いする。詳しく聞くと「中学生くらいの女の子(相麻)」から話を聞いたと、そして「シナリオのNo.407をよく読むように」と伝言を残していた。(ネタバレ/シナリオの内容は、今の咲良田が出来た経緯が書いてあった)出典: 管理局の手伝いをしている宇川さんが「夢の世界を叩き潰す」と明言し、実行した。他人が決めていいとは思っていないケイは「片桐穂乃歌が抱えている問題」を解決するため、チルチルに協力するようお願いする。出典: 夢の世界から目を覚めたら「片桐穂乃歌の命が危険な状態」と知らされる。夢の世界が全てであるミチルにとって、現実の片桐穂乃歌が能力を使わないこと=自殺であることでもあった。リセットしてケイはミチルと、野ノ尾が「野良猫屋敷の老人」にお願いして「片桐穂乃歌の孤独」を無くそうとした。出典: 片桐穂乃歌の問題は無事解決!しかし、ケイは浮かない顔をしていた。リセット前春埼がチルチルとの会話で、春埼の心境が変わった。隠し事をしていたことに気づいていたケイはリセットした。夢の世界で再会した相麻から「能力での関係でない普通の女の子として、ケイとつながっていたい。それを、リセットで消した。」と真実を告げた。(ネタバレ/アニメ#16に入ると、今回の事でケイと春埼は気まずい雰囲気になる)「サクラダリセット」#16から#19。ケイたちは学園祭をやっている最中、浦地が動き始める(ネタバレ/相麻はそれを阻止するため準備して、浦地たちに協力する)出典: 浦地の両親が今の「能力がある咲良田」を作った人物。能力の存在を嫌っている浦地は、能力が暴走するように裏で仕向けていた。それを理由に管理局のシステムを覆し、咲良田の能力を無くそうとしていた。(ネタバレ/リセットされても、2冊持っている手帳を駆使して自分の計画を進めようと動く)「サクラダリセット」#16Bパートで相麻の未来視能力は「対象と会話して覗き見る」と明かす。相麻はケイの「記憶保持」能力とその性格に惹かれ、春埼の「リセット」能力と合わせれば浦地の「能力を無くす計画」を阻止しようと考える。出典: 数えきれない未来を見たと思われる相麻。まず智樹で声をあらかじめ届けることで、未来のケイが浦地の計画に気づくように行動させた(のちの能力暴発事件)。浦地がそれに気づき索引さんの能力で、相麻に質問されないように…自ら死ぬ事を計画(ケイが復活することを見越して)出典: 普段の相麻は一歩下がった位置で、全ての人に対して達観的に見て話している。だけど恋する女の子に変わりはない。「未来視で話す相麻」としてケイを協力する場面と「ケイが好き」の気持ちが、時として相麻自身を苦しめている場面もある。すべてはケイのため、そしてケイは春埼が好き。アニメ「サクラダリセット」の話が進むにつれて、その描写が顕著となっている。浦地「君は、今回の出来事をどこまで理解しているのかな?」ケイ「何も知りませんよ。ただ予想しているだけです。」浦地「君の予想を聞きたいものだね。」ケイ「犯人は、あなたです。」出典: 「サクラダリセット」#18Bパート。ケイは「4件の能力暴発事件(うち宇川さんは意図的に)」を浦地の「対象の時間を巻き戻す」能力で、あたかも暴発したように見せたと主張。しかし浦地は能力を認めるも「可能なだけで犯人とは断定できない」と反論する。出典: 出会った当初から「魔女と接触した人物」として注目していた浦地。反対にキーホルダーを能力で直してもらったことで、今回の推理に至ったケイ。浦地としても、ケイに対して能力は使えないと考えていただろう(理由/能力の効果範囲でできない。たとえ使えても、記憶は簡単に忘れるものでもない)出典: 浦地「どうすれば君を、能力なんて持たないただの少年にできるだろう」の質問にケイは「ナイフを使わないなら。僕から記憶を奪うなんて、僕にも出来ない。」と答えた。わがままで不器用なケイの最終手段は、体を張るか命を賭けるかしかないのを裏付ける言葉でもある。相麻「ケイ。あなたが未来視を使いなさい」。#20で「サクラダリセット」となった咲良田、相麻が回避することの出来なかった未来を知ったケイ。浦地正宗に対抗するため、もう一人の相麻(写真の中の)に会うことにした。出典: 現実の相麻は能力が使えず、浦地たちに追い詰められていることを知る。相麻を助けるため、未来視と智樹の能力を駆使して相麻を逃がすルートを教えた。(ネタバレ/指示しただけで、実際助けたのは相麻を探していた村瀬だった)出典: 浦地を呼び出して説得に乗り出したケイ。話し合いの中やり方は違えど、似ているとケイは言う。ところが、浦地は管理はすれど独裁者ではいけないと反論(が、システムによる独裁では?と言い返す…)議論の結果、ケイの提案に賛同した浦地(ネタバレ/浦地としては終わりと思えたが、既に計画は始まっていたケイ)出典: 浦地「管理局の規定に従い、拘束する。」ケイは管理局員に能力を使った為捕まる…かに、思えた。(ネタバレ/未来視で知っているケイは、宇川さんの協力で脱出と浦地を誘拐する算段を立てていた!)出典: シナリオで咲良田の始まりを知るケイは、はじめから浦地ではなく加賀谷さんへ向けた説得だった。浦地はただ加賀谷の行いを正当化して、本人の気持ちを考えていない…ケイはその盲点に気づいていた。(ネタバレ/実は能力の無くなった咲良田で、ケイはただの公務員の浦地と会話したと言った)咲良田の外に出た相麻は、能力を失ったケイ同様に記憶が流れ込み…電車内で意識を失った。咲良田の病院へ運び、夢の世界の相麻に会いに行くことにしたケイと春埼。(ネタバレ/チルチルと同じ力を得た相麻は、ケイと春埼と別々に会話をした。)出典: ケイとは「僕の幸せをくれたのは君だ」とお礼を言われ、ケイの手伝いをすることになった。春埼とはケイを巡ってケンカする…も、以前からお互い「ケイのために動いている」という共通認識があった。相麻は「春埼が一人でリセット使えるように悪役」を、春埼は「それさえも、ケイのためにやっている」と知った。「主要キャラ以外の印象が薄い」「哲学の話が難しい」「内容について行くのが大変(リセットの関係)」など、初めて見る人からするとアニメの話について行くのが難しい印象がある。能力発動時が分かりやすいキャラは、メインが多い。(春埼/リセット、智樹/伝言役、村瀬/指定…のような具合)他は人物=そうゆう能力保持者扱い。出典: 物語全話見ての感想は、ケイと春埼や相麻の関係。恋の話が見どころであり、感動的と上げている。ケイは飾らず純粋で通したところが好印象。春埼はケイとの出会いをきっかけに、感情が柔らかく可愛い部分が話数を重ねるごとに出てくる。相麻は年不相応な発言が多いが、後半は内に秘めた感情が出ているところがギャップとも言える。(相麻の声優さんの演技がすごい!という声もある)出典: アニメの展開が原作3巻からという点から「取っつきにくいのでは?」や「内容が小説っぽい」とコメントしている。哲学やケイの説明が長いところでは、そう思うのも無理はない。(細かい描写ともとれる)リセットで時間軸が戻ったり、回想シーンでチグハグと捉えれれるのも小説故の影響とも言える。物語の間に入っているサブストーリーは、小説の味を出している。(ビー玉やある日の春埼さんなど)出典: 小説の内容から前後篇構成の映画。アニメでもあった能力と連携プレーが印象的と評価する一方、小説がベースという点で説明が長いとコメントが目につく。(原作読むかどうかが、分かれる意見もあるほど)。人物関連で言うと「切ない恋愛模様」が、アニメ同様に良かったと感想のコメントがある。アニメ全話見て感動したと同じように、前後篇のストーリで収まった内容であるのが読めとれる。出典: 数多くある「学園もの」や「能力もの」とは違うという印象を持つ「サクラダリセット」。全話見ての感想は、一度だけ見て終わるアニメではない。(理由/小説描写だからこそ、二度三度見ても飽きない)一般的なアニメは「伏線」の回収しないで、二期やる或いは一期で終わるモノが多い。「サクラダリセット」は、後半へ進むにつれて伏線の回収しつつ完結したと言える。出典: 全話24話(二期分)で咲良田の能力に関連した話をしながら、春埼と相麻との恋愛描写。それでいて、ハッピーエンドという終わり方。「リセット」という能力が主軸から「能力もの」には発展せず、「学園もの」と言っても学校描写はそうある話でもない(よくある話)。そのバランスから、賛否の声が上がる理由でもある。春埼の成長、相麻の苦悩、どこか憎めないケイ。三人の個性が共感を大きく得ている。暗殺教室にて初期から登場しながらもずっとその正体を隠し続け殺せ...2020年7月に感動の最終回を迎えたことで知られる「ハイキュー...ハイキューには様々な魅力的なキャラクターが登場しますが、その中...夜久衛輔とは漫画ハイキュー!!に登場する音駒高校バレーボール部...鴎台高校はハイキューの作中に登場する強豪バレーボール部がある学...『ハイキュー!!』に登場するキャラクター、及川徹と岩泉一は、青...古舘春一さん原作の少年漫画「ハイキュー」。そんなハイキューの主...古舘春一原作の漫画「ハイキュー!!」は長らく週刊少年ジャンプの...ハイキューに登場する高校の偏差値を高校の立地や環境から考察!当...「ハイキュー!!」は男子高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫...バレーボール漫画『ハイキュー!
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