こんにちは、ワンキャリ編集部のトイアンナです。今回は、金融・インフラなど一部の業種で実施されるリクルーター面談についてお伝えします。エントリーや説明会の後に「懇親会があるんだけど、よければどうかな?」と電話で連絡がきてリクルーター面談が始まるのが一般的。リクルーター面談の4つの常識を押さえた上で、実施企業と具体的な対策をお伝えしてまいります。リクルーター面談は、カフェでお茶をしながら、あるいはランチを食べながら、のようにカジュアルな雰囲気で行われることが多いため誤解を招きやすいですが、リクルーターは人事から、「担当学生のうち◯%を1次選考に進めてください」のように依頼されている場合もあります。就活初期の段階ではOB訪問とリクルーター面談は誤解されがちですが、前者は選考に直接関係しない(ただし、非常に良いまたは悪い印象を持たれた場合は、選考が優遇/不遇される場合もある)のに対し、後者はその場で選考が行われており、評価もついています。企業によって重要度は変わりますが、基本的に本選考同様の準備が必要です。まずはリクルーター面談に呼ばれることが、内定への一歩目だといえるでしょう。まずは、その基礎知識ともいえる4点を知ってください。リクルーターの役割は企業によって異なりますが、多くは「1次面接・2次面接の代わり」として設定されます。事前に準備ができてしまう面接と違って、リクルーター面談はフランクな形式で行われ素が見えやすいことから、リクルーター面談は応募者が多い企業が「学生の本音を見抜こう」とする場合に活用されます。リクルーター制度を採用している代表的な業界は金融・インフラです。具体的な情報は以下の表をご覧ください。極めて早期(プレエントリーの時期)からリクルーター面談が始まるケースもあり、早めの対策が欠かせません。実際の面接と同様に、リクルーター面談では、普段の面接以上に服装をはじめとするマナーの素が出やすくなります。懇親会と言われても、スーツをきちんと着こなして身嗜みに気を遣い、また事前に軽食を食べてから行くなどしてリクルーター面談の特徴として「何か質問ありますか?」と面接官から聞かれる逆質問が多くなる点が挙げられます。逆質問では「どれくらい企業研究してきたか」「志望度はどのくらいか」などがあらわになりやすいからです。詳しい逆質問の対策法はこちらをチェックしてくださいここまで、リクルーター面談の実態と対策についてお伝えしてまいりました。内容は一般の面接と同じとはいえ、大学を卒業後、外資系企業にて約4年勤務。600人以上の人生相談を受けた実績を基に独立。現在は「就職・転職」「女性の生き方」の領域を中心にライター、コーチング、マーケティングと広く活動中。ブログ『トイアンナのぐだぐだ』は月間50万PVを記録。 そのためリクルーター面談で逆質問を行う際にも「自分は企業にとって採用したほうがいい人材である」と思ってもらうためにも、以下の点を意識して取り組む必要があります。 自身の志望度の高さをアピールすること; 業界理解・企業理解をより深めること; 自身の企業選びの軸がその企業と� 目次就活をしていると必ずと言っていいほど経験するのが、そう、リクルーター面談。初めての人にとっては、面接同様、非常に緊張するものですよね?リクルーター面談によって直接合否判定がなされるようなことはないものの、それが後々の自身の選考結果に大きく影響を与えるのは確かです。実際、採用担当者はリクルーター面談については「合否には関係ない。」と声を大にして言うケースが多いのですが、その言葉を鵜呑みにしては絶対にNG。必ずその後の評価に大きく関わってくるため、素直にその言葉を信用してしまってはいけないのです。そう考えると心配になりますよね?しかし見方を変えれば、リクルーター面談というのは、企業のことをより深く知ることができたり、また企業に対して自己PRできる場を一つ増やせたりできるチャンスの場です。何も心配なことばかりではないのです。したがい、チャンスが増えたとプラスに捉える発想が大切なのです。リクルーター面談にはコツがあり、それさえ掴んでしまえば、企業へのアピールチャンスが増える絶好の機会となります。そこで今回は、リクルーター面談のマナーと必ず質問すべきことについてお話しします。繰り返しになりますが、リクルーター面談は合否は出ないもの、後々の選考には大きな影響をもたらすことになります。したがい、「面接同様のマナーとや緊張感で挑む」ことは必須となります。そもそもリクルーター面談、どのような形で行われるかと言いますと、企業によって違いはありますが、たいていは若手~中堅レベルの現場で実際に働いている社員と1対1で行う面談です。採用担当者から日時や場所を設定され、そこに行くとリクルーターが待っており、30分~1時間ほど個人面談をするようなスタイルです。面談は、先ずはじめにリクルーターより自己紹介が行われ、その後は質疑応答がベースで展開していきます。面談終了後はその場で解散。企業によっては、採用担当者のもとへ寄るように指示を受ける場合もありますが、たいていは面談当日か翌日に採用担当者より電話でその日の感想を求められます。リクルーター面談用の評価シートに則ってリクルーターが評価をしていくなんてこともあります。そしてリクルーターからの感想や評価、そして学生自身からの感想等を次回の選考に結び付けていくことになります。これがリクルーター面談の主な流れです。では、先ほどよりリクルーター面談が後々の選考結果を左右すると言っておりますが、なぜ左右すると思いますか?答えは簡単。リクルーターは優れた現場目線を持っているため、優秀な人材か否かを的確に判断できる社員だからです。したがい、企業としては現場で最前線で活躍する人の視点や考えというのは非常に貴重なものであり、また企業にとっても人材確保の面では非常に有益なものとなるのです。仮に営業担当の人がリクルーターとして登場した場合。その人は、「この人材は営業として活躍できるか」ですとか「入社した場合、弊社のカラーに合っているのか」等々を現場目線で判断することになります。採用担当者にとっては、人材確保の過程において、それらの情報は貴重で有益な情報以外に他ならないのです。後々の選考結果に影響を与えるのは納得ですよね?したがい、直接的な合否結果には反映されないものだったとしても、学生は面接同様のマナーや緊張感で臨む必要があるのです。挨拶、言葉遣い、名刺の受け取りから、リクルーターへの感謝の姿勢や配慮が挙げられるでしょう。また普段の面接とは違い、リクルーター面談の中ではメモを取ることも可能です。寧ろメモを取らずに面談を行うと、マイナス評価をされる場合も。しかしそうは言っても、必ず面談の前には、「メモを取らせていただいてもよろしいですか?」ときちんとお伺いを立てるようにしましょう。きちんとした姿勢、丁寧な姿勢が相手に与える印象をアップさせるということを肝に銘じておきましょう。先ほども申し上げたように、リクルーター面談で登場する社員は、その会社で最前線で活躍する社員。営業部門の人であれば最前線で日々営業を行っている人ですし、管理部門の人であれば会社の中身を把握している人です。したがい、採用担当者以上に会社の生の情報や実態を把握している人と言っても過言ではありません。良い面も悪い面も現場目線で把握している人たちなのです。したがい、そのような人たちに対して、会社説明会で採用担当者にするような質問を投げかけるのは非常にナンセンスなのです。実際、これは採用担当者がリクルーター面談を設ける理由の一つでもあります。学生に対する現場目線でのチェックをする意図と、学生たちに生きた情報を得て欲しいという意図があるのです。したがい、そのような意図に反した行動をすることはマイナス評価に繋がると言っても過言ではないのです。だって、そうですよね?企業の意図や、自身がリクルーター面談に臨む目的を全く考えずに挑むような目的意識のない人を、企業は魅力に感じません。言われたことをただただ行うような人は、企業にとってお荷物だからです。したがい、リクルーター面談では質問の内容にも注意を払うことが大切なのです。具体的には、「入社後の自分が想像できるような、より実践的・現実的な質問をする」ということです。例えば、自身がその会社で行いたいことや興味のあることに関して質問すると良いでしょう。私のケースを例に挙げましょう。「○○さんは顧客と共に合同で商品開発を行ったとのことですが、貿易部門でもそのようなことは可能でしょうか?現在私は御社の貿易部門に興味があるのですが、一方で○○さんが行ったような顧客との商品開発にも非常に興味がありますので、教えていただけますと幸いです。」いかがですか?具体的にその会社で何がしたいのか、また自身の夢の実現可能性の有無について質問をしています。その会社への志望度の高さも相手には伝わるような表現ですし、何よりもこの質問は現場で働く人だからこそ回答のできる質問です。採用担当者には決して容易には回答できません。自身の将来像、熱意等を最前線で働く人にイメージさせることのできる質問は最強です。是非参考にしてください。リクルーター面談と聞くと、多くの人がその人の仕事内容、スケジュール、やりがい、仕事をしていて辛いこと等を尋ねるかと思います。勿論そのような質問は、最前線で働く人の生の声であるため、非常に有益なもの。採用担当者としても、より会社のことを知って貰うためにも是非聞いて欲しい部分でしょう。しかし一方でインパクトに欠けるという点もあります。リクルーター面談を担当する人というのは、一人の学生を一度対応したら終わりということはあまりありません。何回かに分けて何人も対応するケースが多いです。したがい、同じような質問を何度も受けるのは受け手としては退屈というのも事実としてあります。実際、私もリクルーターとして面談に携わった際、このような質問が来るたびに、「あ、またきたきた。」と感じずにはいられませんでした。別にそのような質問をされることで相手の印象が悪くなるということはないのですが、他の人と比べて印象に残ったり、プラスにふれたりするということもないのも事実です。ゆえに、折角1対1でじっくり面談できるわけですので、その機会をもっと有効活用した方が良いのです。そこで、必ず面談の最後に質問すべきこと。それは意外かもしれませんが、「自分の印象、改善点を質問する」というものです。リクルーター面談で話してみて、自身に対してどのような印象を抱いたか、また話の仕方やマナー面等々で気になる点はどんなところか、そんなことを是非質問して欲しいのです。この質問、今後の選考過程の中で活かせるものを得ることができますし、一つでもお褒めの言葉が貰えたら何より自身の自信に繋がります。様々なプラス効果をもたらしてくれる質問なのです。「大変恐縮なのですが、今日の面談を経て、○○さんにとって私の印象や、私がどのような人間に映ったか教えていただけますと幸いです。今後の選考の中で活かせたらと思い、失礼ながら質問させていただきました。」これは実際に私がリクルーター面談で質問した内容です。リクルーターは、親切に私と話をした印象を教えてくださいました。「自然に礼儀正しい所作のできる人だと思ったよ。必ず私の一歩下がったところにいたし、扉を開けてあげたときも私の様子を伺って決して自分からは中に入ろうとしなかったし。そういう面を見て、上下関係の厳しいところでマナーを学び、それを活かせる人なのかなと思った。」一歩下がったり、扉が開いても相手が先に入るのを待っていたりするのは当然では?と感じる人もいるでしょうが、学生の場合、そのようなことを自然にできる人ばかりではないようです。このお褒めの言葉は私の自信に繋がりましたし、就活でも大いに活かすことができました。私の経験上、この質問は必須ですよ?④リクルーター面談そのものがうまくいったとしても、面談してそのまま終了ではありません。きちんとリクルーターに対してお礼を言ってこそ、リクルーター面談は完了なのです。「面談終了後の迅速なお礼メールは必須マナー」なのです。特に「迅速な」というのがポイント。必ず面談のあったその日中にお礼メールをするようにしましょう。ただ送れば良いわけではありません。ビジネスメールを送る形になるため、きちんと形式をチェックし、作成することが大切です。「メモを取りながら話を聞いていたのに、学んだことや得たことは何も無いの?」と思われてしまったら大変。形ばかりで中身や気持ちもこもっていないお礼メールなんて、送っていないのと一緒です。メールを受け取るリクルーター側、そしてそれを裏でチェックしている採用担当者も感情のある人間です。きちんと作成したものであれば、相手にも伝わりますし、時間や労力を割いてまでリクルーター面談を行ってよかったなと感じてもらえるはずです。自身に抱く印象がアップすることは間違いありません。就活をしている以上、希望する企業から内定が欲しいはずです。であれば、「内定が欲しい!」と突っ走るのではなく、「相手が内定を自身に出すためにはどうしたらよいか。」と考えて欲しいのです。そう考えると、自ずから相手を思いやった丁寧な行動ができるはずです。別にゴマをすりなさいと言っているのではありません。相手の立場に立って行動することを心掛けて欲しいだけです。相手の立場や気持ちを考えて行動すること=ゴマをする行為では決してないはずです。社会人になったら常にその繰り返し。社内外問わず、、相手を考えて行動する日々です。リクルーター面談におけるお礼メールは、社会人としての一歩でもあります。企業がお礼メールをチェックしている理由でもあります。是非必須マナーとして心得ておきましょう。合否に直結しないとは言いながらも、リクルーター面談の持つ意味は企業にとっても学生にとっても大きなものです。初めての人にとっては心配なものでしょう。しかしリクルーター面談は上手に利用できれば、自身にプラスなことばかりです。ポイントさえ掴んでおけば、味方につけることができるのです。今回紹介した必須マナーと必須質問を是非参考にして、リクルーター面談を成功させてくださいね。トラックバックは利用できません。コメント (0)この記事へのコメントはありません。Copyright ©
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