copyright © 花匂う硝子の館 all rights reserved. 真澄は、そんなマヤを献身的にサポートし続けた。 栄養価を考えた食事、リハビリやレッスンの付添い。 何ひとつ他人の手には任せたくなくて、与えられた時間の限り、真澄はマヤに寄り添った。 真澄がマヤの胸に顔を埋めて泣き叫ぶ。 「君が好きだ・・・俺は生涯、マヤしか愛せないっっ・・・」 マヤの胸に激しい痛みを伴う衝激が走る。 無理やり閉じられた扉が、真澄の激情にその鍵ごと壊された瞬間、マヤの腕が真澄の背中に回された。 マヤの悩ましげな声と熱が更に拍車をかけ、やがて真澄の想いが彼女の体内に注ぎ込まれた。 呼吸が落ち着きいつもの自分が戻ってくると、掴んでいた細い手首が両方とも真っ赤になっているのに真澄は驚 … 真澄は何も言わずにマヤの手を強く握る。手袋の上からでも、その熱い体温が伝わってくるようだった。真澄は見上げたマヤの頭を軽く自分の胸に押し付ける。マヤの心に無言の誓いが流れ込んだ。決して君を悲しませることはしない。 マヤは何とか真澄から逃れようと腕を突っ張ったり、首を横に振ったりしてみたが、それ以上の力で真澄はマヤの口内を犯し続けた。 そのうちマヤのTシャツをたくし上げたと思ったら、強引にブラジャー上から乳房をもみしだき、強引に床に押し倒してくる。 痛みが薄れ、そのかわりに背筋が粟立つような感触が下半身から次第に全身に伝わった時、速水の動きがひときわ激しさを増し、 彼がうっ、と声を漏らした直後、マヤの体の中には、ほのかな温かさが広 … Author:春加（はるか） 火のついた欲情に一息に飲み込まれ、真澄は深く深く口付けた。呼吸を奪うような接吻の後、マヤの両手を捕まえ首から胸に唇を這わ、淡く色づく丘の頂きを口に含む。彼の愛撫に、しなやかな身体は見る間に変化を起こし、その部分を固く尖らせた。 マヤから自分の名を言わしめると、真澄はマヤを一気に限界に押し上げるように、甘美な痺れに身を任せて、マヤに自分の芯を打ち込んでいく。 細い肩に、小さなつま先に、異常なほど力を籠めてマヤは狂わんばかりに髪を乱す。 その瞬間、真澄の胸に、鋭い痛みが走った。 男としてマヤを愛してやまぬ真澄には、マヤが他の男のものになることは、どうにも我慢ならない。 演技と判っていても、目の当たりにすればこの苦しさだ。 幸せそうに微笑み合うマヤ姫と真澄に、周囲はすっかり毒気を抜かれ、当てられたのだった。 そうして、マヤ姫は、真澄との間に一姫二太郎をもうけ、末永く幸せに暮らしたということだった。 今は昔。 終 …
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