2008年の全米1位曲 (14)2008年の音楽シーン、新世代のラッパーとしてT-Painに見いだされたFlo Rida、アルバムチャートでは活躍していたLil Wayne、同じくアルバムチャートで活躍していたT.I.がそれぞれ全米シングルチャートにおいて全米1位を獲得するという出来事がありました。またUKのロックバンドColdplayの「Viva La Vida」がI PodのCMに使われて、全米を含む世界中で1位を獲得しました。音楽の流行としては80年代のニューウェーブポップサウンドが注目を集めて、Katy Perryが「I Kissed A Girl」で全米1位を獲得してブレイクしました。■ フロリダ出身のラッパーFlo Rida(フローライダー)初の全米1位獲得曲で、1月5日付から3月8日付まで10週間1位を獲得しています。映画『Step Up 2』からのカットと、Flo Ridaのデビューアルバム『Mail On Sunday』からのカットです。曲はT-Pain節炸裂の脱力系ダンストラックで、「ロウダンス」が日本でもニコニコ動画風のビデオが作られてヒットしました。■ Usherの8曲目の全米1位曲で、3月15日付から3月29日付まで3週間1位を獲得しています。Usher4年ぶりのアルバム『Here I Stand』からのリードトラックで、ダウンロード解禁されると198,000回を記録して1位獲得となりました。ラテンサウンドが人気となっている最近の状況を意識してかAkonやT-Painを意識したようなサウンドで、作曲プロデュースにはUsherとPolow Da Donが関わっています。前作が「Yeah!」(12週)、「Burn」(8週)、「Confessions Part 2」(2週)、「My Boo」(6週)という驚異のヒット連発でしたが、今回のアルバムからは「Love In This Club Part 2」が全米18位に入っただけでTop10ヒット1曲と寂しい結果となりました。■ 全英のオーディション番組「X-Factor」から登場してきた歌姫Leona Lewisの全米1位曲で、4月5日付と、4月26日付から5月17日付まで合計4週間の全米1位を獲得しています。オーディション番組で人気となり全英チャートを制して、全米でも1位というシンデレラストーリーはMariah CareyやCeline Dionといった90年代の歌姫に続く新女王の登場として話題になりました。ダウンロードもClive Davisのバックアップを受けて219,000回を記録します。全英の女性Voではこの当時でKim Wildeの「You Keep Me Hangin On」以来となる6人目の全米1位とでした。歌は情熱たっぷりのバラードでMariahやCelineにも勝るとも劣らないパワフルなボーカルに「血を流しても愛する」という激しい歌詞が魅力です。■ 『Emancipation Of Mimi』により復活した女王Mariah Careyの18曲目の全米1位で、4月12日付から4月19日付まで2週間1位を獲得しています。アルバム『E=MC2』は大ヒットの続編というタイトルで、リードトラックのこの曲は当時のダウンロード新記録を打ち立てる286,000回を記録しました。作曲がThe- DreamとTrick Stewartというヒットメイカーによるもので、ポップでキュートなナンバーとなっています。Mariah Careyの全米1位18枚目は全米通算1位のBeatles20曲に2曲迫ることになりました。■ Cash Moneyレーベルの代表的ラッパーLil Wayneは安定した人気を誇っていましたが、2008年にはこの「Lollipop」で一気にブレイクし、5月3日付と5月31日付から6月21日付まで合計5週間全米1位を記録しています。最近の流行であるゆったりとしたバックトラックとLil Wayneが得意としていたボイスチェンジャーを使ったボーカルが見事にハマってアルバム『Tha Carter Ⅲ』は初動100万枚の大ヒットを記録。トップラッパーへとなります。ベーストラックに被る生演奏のギターがクールで、後にロックアルバムをリリースするLil Wayneの雑食性も生きたナンバーでした。■ Rihannaの2007年にリリースした『Good Girl Gone Bad』から追加収録された「Take A Bow」がダウンロード解禁週の5月24日付で267,000回のダウンロードを記録して1位を獲得しています。Ne-YoとStargateというヒットメイカーによるミドルテンポの美しいバラードで、全英チャートでも1位を獲得しました。■ ロンドンで結成されたロックバンドColdplayの全米1位曲です。2000年にデビューアルバム『Parachutes』が全英アルバムチャートでいきなり1位を獲得して注目を集め、3rdアルバム『X&Y』ではシングル「Speed Of Sound」が全米シングルチャート8位に入り、アルバムチャートでも初動78万枚を記録して1位を獲得します。この『X&Y』によりColdplayは世界的な成功を治めますが、続く4枚目のアルバム『Viva La Vida Or Death And All His Friends』も初動72万枚を記録してアルバムチャート連続1位を記録します。そしてアルバム収録の「Viva La Vida」がI PodのCMに使われたこともあってダウンロード246,000回を記録して6月28日付で全米シングルチャート1位を獲得します。これはUKロックバンドとしては1991年のEMF「Unblievable」以来となる成功でした。曲はストリングスをバックに、人類の歴史を歌ったスケールの大きいナンバーで、00年代の名曲の一つです。■ カリフォルニア出身の女性ポップシンガーKaty Perryの初の全米1位曲です。2001年にKaty Hudson名義で『Katy Hudson』でデビューするもののほとんど売れず、快進撃の始まりとなるのは2008年6月17日に発売された2ndアルバム『One Of The Boys』からでした。シングルカットされた「I Kiss A Girl」は「女の子のキスすると・・」という怪しい内容の歌詞と、ヒットメイカーMax MartinにDr Luke、Cathy Dennisという最強コンビによるナンバーということもあって7月5日付から8月16日付まで7週間1位を記録します。ここで鮮烈なデビューとなりますが、Katyにとって重要だったのは次のシングル「Hot'N Cold」が全米チャートで3位に入ったことでした。「I Kissed A Girl」以上にシンセポップだったこの曲はラジオエアプレイを稼ぎ、2010年の『Teenage Dream』の活躍に繋がっていきました。■ Rihannaの4曲目となる全米1位曲です。アルバム『Good Girl Gone Bad』に追加収録されたナンバーで、SF調のPVの影響もあって148,000回のダウンロードを記録して8月23日付から8月30日付まで2週間1位を記録しています。「Take A Bow」とは違って「Don't Stop The Music」調のダンストラックでした。2008年はT.I.との曲も合わせて全米チャート1位を3曲も送り込んだ大活躍の年となります。■ アトランタ出身のラッパーT.I.ことClifford Joseph Harris Jr.の初の全米1位曲です。T.I.は2001年にデビューし、2003年の2枚目アルバム『Trap Muzik』で全米4位、2006年の4枚目のアルバム『King』で全米1位を獲得するなど徐々に人気を集めていました。2007年の5枚目のアルバム『T.I.
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