BUMP OF CHICKEN「aurora arc」の感想とレビュー [ad] このアルバムが凄いなーと思ったのは、収録楽曲のほとんどがタイアップソングであり、それぞれ別の動機で作られているはずの作品群に、明確な繋がりがあることだ。 別個に生まれた曲が曲順という文脈を作り、アルバムとしてまとまめられたとき、それは一つの大きな物語となる。 Powered by 引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。 音楽 [bump of chicken] 2018/03/18 @マリンメッセ福岡 [tour 2017-2018 pathfinder] 2か月たたずして、福岡に再来しました。 妹たちはもう相手してくれなかったので、今回は2年ぶりくらいに会った友達と。 (突然誘ったのに福岡までわざわざ一緒に … metro69さんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか? こんばんは、metroです。11月3日、待ちに待ったBUMP OF CHICKENのライブツアー「aurora ark」東京ドーム公演に行ってきましたー!!!覚えていること、印象に残ったことを中心に綴っておきたいと思います! 一言で言うとほんっとうに最高のライブでした! スポンサーリンクこのアルバムが凄いなーと思ったのは、収録楽曲のほとんどがタイアップソングであり、それぞれ別の動機で作られているはずの作品群に、明確な繋がりがあることだ。別個に生まれた曲が曲順という文脈を作り、アルバムとしてまとまめられたとき、それは一つの大きな物語となる。それぞれの楽曲で散りばめられた伏線は、ラスト本編の最後の楽曲となる「流れ星の正体」で回収されて、やがて一つのメッセージ浮き彫りにさせる。太陽が忘れた路地裏に 心を殺した教室の窓にお互いに あの頃と違っていても 必ず探し出せる 僕らには関係ない事このフレーズは「長い星の正体」の最後の大サビのフレーズである。先に言ってしまうと、このアルバムの全体のメッセージは、ここに集約されているように感じた。「太陽が忘れた路地裏」「心を殺した教室の窓」「逃げ込んだ毛布の内側」色んな言葉で形容しているが、全て同じことのように感じる。簡単に言えば、これは心とか内面の話だと思う。夢とか希望とか不安とか失望とか、そういう心の中にある感情の言葉と置き換えてもいいかもしれない。そういう内にあるものを目に見える形で比喩化する。それに対して、流れ星は全力で輝いてほしいというのだ。つまり、流れ星とは心に作用するものであることがわかる。「お互いあの頃と違っても」は文字通りの意味だろう。問題は「僕ら」って、誰なのかということだ。本当なら色んなものを代入することが可能だとは思うが、ここでは、僕=BUMP OF CHICKNであり、君=BUMP OF CHICKENの音楽を聴いていた全てのリスナー、とあえて断言する。(それは話をブらせたくないからだ)そしてこれは「今」のリスナーだけじゃなくて、それこそ「天体観測」の頃は熱中して聴いていたけれど、今はもうBUMPを聴かなくなってしまったリスナーも含めてのことだと感じた。だから、「あの頃と違っても」と言ってみせるのだ。で。BUMPが輝かせる星とは何なのかと考えた時、ある一つの推測をすることができる。星=BUMPの楽曲だ。そして、「空」は、心とかそういう類の内面世界。星という曲が、空という君の心に飛んでいき、その曲が何かポジティブな影響を与えたとき、その星は輝くのだ。そして、その曲が大きな力となり、何かの原動力となったとき、その星はその人の成長とともに消えていく。まるで、流れ星が願いを叶えて消えていくかのように。「流れ星の正体」とは、そういう類のものなのだ。(具体的な単語で名言するとなんだか陳腐になるので、あえてこういう言い方をしておく)スポンサーリンク今作、通底するのは、まさしくこの構造なのだ。空とか宇宙というモチーフが多いのは、それがリスナーの心を表しているから。もっと言えば、空とはBUMP(の曲)とリスナーを繋げている場所と言い換えてもいいかもしれない。BUMPはその空に向かって曲を投げかける。アルバムのトップを飾るのは「aurora arc」だ。この歌は、まさしくその構図を音で表現している。この歌は、最初一本のギターのアルペジオから始まり、そっからもう一本ギターのアルペジオが追加されていき、やがて音の波紋が広がるように、キーボード、ドラムの音が追加されていく。最初は藤原基央の心の中にだけ生まれたひとりぼっちの星=曲が、メンバーを通して形になっていき、やがてたくさんのリスナーの空に向けて放たれていき、そこで大きな輝きを見せる。そんな一連の流れを表現しているように感じる。また、今作の特徴は時間軸を意識したものが多いことだ。おそらくそれは、「今」のリスナーだけではなく、今まで出会ったことのある、今はもう自分たちのことを聴かなくなったリスナーに向けても言葉を投げかけているからだ。特に「アリア」「話がしたいよ」は、その性質が強い歌のように感じる。「シリウス」なんかは一度離れたけど、ふとしたタイミングでまた出会うことになったリスナーへの言葉のように感じた。とにかく言えるのは、自分たちが作った曲が、リスナーに向けて届くこと。これがベースになっているというこだ。だから、アルバム全体の歌詞において、音が届くことが重要な要素として描かれることが多いし、メロディーという単語がポイントポイントで登場するのだ。さらに、過去と未来の時間軸が楽曲のベースにあるのは、生まれた楽曲は時間を超えて届くことを知っているからだし、空や宇宙、あるいは鏡なんかのメタファーを使うのは、自分の曲とリスナーが出会う場所=心とか内面を丁寧に描くためである。普通のバンドは、言葉で届けたい内容だけをメッセージにする。だから、そこには意味しか宿ることはない。けれど、BUMPの歌は「その歌が心の中に届く過程」までも丁寧に描き、本当に伝えたいメッセージは一つのセンテンスにぎゅっと集約させる。この「心の中に届く過程」を丁寧に描いてみせるから、リスナーの心の奥深くまでメッセージが刺さるのだと思う。ちなみにBUMPが本当に届けたいセンテンスは例えば、「Aurora」だったらもう一度 もう一度 クレヨンで 好きなように「シリウス」だったら、やっと やっと 見つけたよここに集約されているように感じた。「流れ星の正体」もラストセンテンスにぎゅっとメッセージが込められているし、これは意図的な構図なのだと僕は考える。このアルバムの特徴は基本的に同じモチーフを繰り返しているとのということだ。だから、聴く人が聴く人がつまらないと感じるのかもしれない。けれど、タイアップソングだらけのアルバムでありながら、一つの物語を紡ぎ、長いスパンかけて、その物語を完成させたことはシンプルに賞賛に値すると思う。なにより。これだけバンドのスケールが大きくなっても、本気でリスナー一人一人に言葉を届けようとする姿勢がすごい。話ができなくなったリスナーがいることをシンプルに悲しみ、再び曲を届けることができたリスナーを喜び、ずっと聴いてくれないるリスナーにベイビーアイラブユーと言いきってみせるその姿勢が、すごい。仮に今はその曲が届かなくても、時間を経て、いつか輝くことを願いながら、その想いを曲に託す、そんなピュアネスこそが、このアルバムの最大の魅力なのだと僕は感じた。楽曲によっては文句を言うこともあるが、僕が今、こんな駄文まみれの記事を今必死に書いてしまっているのも、自分の空に、BUMPの歌が輝いたからなのかなーなんて、そんなことをふと思う。スポンサーリンク「「 bump of chicken 「aurora arc」の隠しトラックの歌詞 .
この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。こんばんは、metroです。11月3日、待ちに待った覚えていること、印象に残ったことを中心に綴っておきたいと思います!一言で言うとほんっとうに最高のライブでした!!!!WILLPOLIS(2013年)以来の単独ライブへの参加だったので結構緊張していて、前日はあまり眠れませんでした…。しかも私史上初めての東京ドーム!キャパシティ5万人以上の大きなハコでBUMPを観るのも初めてでした。私は運良くアリーナ席で、それもめちゃくちゃ運良く一番前のブロックで、肉眼でも割と見える席だったのもあって、開演待ちの時間もそわそわ…。そしていよいよ会場が暗くなると一気にワッと歓声が上がり、大きなスクリーンに映し出されるステージ袖の4人の姿!!画面端にLIVEの文字があったので、今この瞬間の4人なんだと把握した瞬間、テンションめっちゃ上がりました!!!!生で円陣を組んでるところを見られるなんて思ってもみなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです!!SEの「aurora arc」と共にメンバーがステージに上がり、いつものように藤くんがギターを掲げる姿…。その姿、シルエットが懐かしくて、でも今の藤くんを見ることができている事実に早くも泣きそうになりました…。そこからはもうあっという間に時間が過ぎてしまって、本当に夢のような時間でした。セットリスト曲の記憶がほとんどないんです。全部良すぎて。なのでMCで印象に残ったところを!チャマが「自己紹介させてください」って言ってみんなを紹介していくのが可愛かったです!チャマ「ボーカルギター!」みたいな笑お客さんとの掛け合いも楽しかったです☺️ヒロの紹介ヒデちゃんの紹介チャマの紹介みたいな感じでした☺️めっちゃニコニコした☺️☺️☺️そして恥ずかし島ことサブステージではデビュー曲の「ダイヤモンド」を演ってくれてとっても嬉しかったです!藤くんの歌い出しからメンバーが順に演奏し始める曲ですが、ノってきた時に藤くんが急に曲を止めて、「この曲作ったの20歳ぐらいで、だからこの曲もハタチ。「当時の自分は今ここにいる君たちに向けて歌っていたんだなってふと思った。」「ハタチの俺から、ハタチになったこの曲を、君に捧げます。」真紅に染まる会場。何回聴いたか分からない、何回も何回も聴いたこの曲を、6年ぶりのライブで聴いて、唇が震えてるのが分かるぐらい泣き出してしまいそうでした。だって藤くんも「感極まってんな」って少し俯きながら言うもんだから…。それでもチャマは「いいじゃんいいじゃん!」って声をかけてあげているのを見て、肯定してくれる仲間がいるって本当に素敵だし羨ましいなと思いました。このサブステージは普段ステージで動けないヒデちゃんのためにあるようなものなのかな、藤くんが自由に動き回れる(自由でもないけど)フロント3人 with ヒデみたいになってるからって言ってて。藤くん「チャマ、ヒデちゃんの今の気持ち聞いてきて」ヒデちゃんのとこにはMC用のマイクがないので藤くんが復唱してたのも面白くて笑それ見てチャマとヒロが微笑んでるの、めちゃくちゃ可愛かったです☺️そこからまたメインステージに戻って「望遠のマーチ」から「流れ星の正体」まであっという間でした。「新世界」のあと、男性客が「アイラブユーだぜ!!」と叫んだのに対して、藤くんも「俺もアイラブユーだぜ!」と返してくれていました。この「新世界」や「supernova」などみんなで歌える曲の時、藤くんが耳に手を当ててみんなの声を聞こうとしてくれたのも嬉しかったです。私も一生懸命声を出しました!きっと届いたと思えるくらい優しい空間でした。この日のアンコールは2曲。「同じドアをくぐれたら」ってめっちゃレアなのでは!?貴重な体験をできた〜と思っていた矢先、「もう一曲やっていい?」と藤くんが言って演ってくれたらのは、私がこの世で一番好きなBUMPの曲であり、今回のライブで演って欲しいと願っていた「もうね、本当に嬉しい。本編でやらなかったしもう無いかな〜と思っていたので不意を突かれた感じでした。嬉しい気持ちと幸せな気持ちに満たされたまま、最後の藤くんの言葉がグッサグサ刺さって泣いてしまいました。私の稚拙な文章では表しきれないけど、どんなに大勢いても、どんなに遠くにいても、「お前に会いに来た」って言ってくれる藤くんが本当に優しくて。今まで色んなジャンルの音楽を聴いてきましたが、原点とも言えるBUMPを忘れたことはなかったし、どんなに好きなバンドやアーティストが現れても、「原点=BUMP」っていうのは自分の中でぶれることはなかったです。聴いていない期間も長かった(正直「Butterfly」は分からなかった)けど、CMやタイアップ曲は耳にしていたし、音楽再生機器にはいつもBUMPの曲が入っていたし、藤くんが言うように、BUMPの曲は「ずっとそばにいる」ってことが改めて実感できた、そんなライブでした。藤くんがいつも最後に言ってくれる優しい「おやすみ」が大好きです。終演後もふわふわと夢の中のようで、幸せすぎて、ライブでは演ってないのにその幸せな気持ちを表すかのように自然と「HAPPY」が脳内再生されるくらいでした笑またいつか、おやすみなさい。
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