MH334 mh335dw 比較

今回は須山補聴器のFitEarと前回印象の良かったVision EarsのVE3を聴いてきました。FitEarは今年、初めて購入したカスタムIEMに選んだメーカーです。初めてのカスタムIEMだったため、かなりの数を試聴しましたが、最終的には MH334の高音と解像感にテコ入れ! 今回のMH334 Studio Referenceは基本モデルと比較して, ・ 中高域のなめらかさと解像度が明らかに向上 ・ 全体のバランスは少しソリッドになる印象 ・ Studio Referenceはボリューム小さめでも中高域の解像感が際立つ ということ。 あの羽生結弦くんも使ってる、日本国内産で一番有名なカスタムIEMメーカー・FitEar(須山補聴器さん)が送る4ドライバーモデル、MH334のアップグレード版、MH334SR (Studio Reference)が到着しましたので、簡単なレビューをさせて頂きたいと思います。従来のMH334に対して、「高域周波数レンジ拡大 …

MH334の標準ケーブルはFitEar cable 001(¥10,500-)。導体などの情報は公開されておりません。FitEar純正ケーブルの中では上から二番目のランク(最上位はFitEar cable 000)。 ケーブル、スポ … すっかり暑くなり、外に出るのが億劫になってきましたね(゚ー゚;久しぶりに、ダーツはCountUPで900オーバーが出ました。シャフトをFitFlightCARBONのSprining NOMAL3に変更です。しかし久しぶりにシャフトを買った気がしますね。CARBONは全然折れないので、コスパが良いですよ。 今回は須山補聴器のFitEarと前回印象の良かったVision EarsのVE3を聴いてきました。繰り返しになりますが、今回のカスタムIEM選びは「B&W P7のような音を出すカスタムIEM」を選ぶのが目的です。前回、多数のカスタムIEMを試聴したとはいえ、まだ聴いていないメーカーもあるので予算が貯まるまでのんびりといろんな製品を聴きたいと思います。今回は耳のかぶれがひどかったので直前までPrivate 222を聴いてました。MH334試聴機見た目は222と同様にシェルがとてもきれいですが、中身がぎっしりつまっています。一聴して222と同系統の音質だと感じました。低音は控えめですが下までよく出てます。これも222とよく似ています。音の粒は222よりも細かいんですが高音は少し粗いですね。非常にクリアでこもりはありません。222と違うのは中域だと思います。低音が多めの曲ですが、高域と中域が目立ちます。222と似ているのでモニター系の音です。次ページに続きます MH334もMH335も食指が動かなかったFitearで最強と感じる機種がようやく出てきていよいよFitearデビューするかもしれません。 発売前なのでじっくり考える時間はありますが、私の耳がESTに犯されている内にファーストインプレッションをまとめようと思います。 イヤホン・ヘッドホンがもっと好きになる情報サイト日本でイヤモニと言えばまず最初に名前があがるメーカー『FitEar』。国内アーティストのほとんどが使用しており最近テレビなどでもよく見かけるFitEarのMH334 SR(Studio Reference)をオーダーし、届いたのでご紹介いたします。通常のMH334やMH335DW、MH335DW SRとの比較もしてみたいと思いますので、読んで頂ければと思います!須山補聴器が半世紀にも及ぶ歯科技工/歯科関連技術の蓄積と、補聴器製作において毎年1万を超える耳型と向き合うことで培ったノウハウにミュージシャンやサウンドエンジニアの声から生まれた業務用カスタムイヤーモニターFitEarのMH334 SRを徹底解説してみよう思います!e☆イヤホンでも毎年、人気ランキング上位に入り、国内アーティストのユーザー数は数えきれないほど…イヤモニのスタンダードな機種それがMH334です。そのMH334をよりアップデートした機種であるMH334SRを語るには、まずはMH334のご紹介からしたいと思います。 BAドライバー:サウンドとしてはボーカルを中心にしたミッドレンジに厚みがあり表現力豊か。低域はタイトめで高域はのびやかな印象。解像度は高く質感は柔らかめで滑らかです。少し音圧が強めでオーディオ的にも楽しめる様なチューニングです。全帯域ともに音源に忠実に再生してくれる印象。モニター系と言えば割と冷たい印象がありますがFitEarらしい優しさもあるサウンドで聴きやすいですね。バランスが良くいろいろ聴くけどボーカル曲がメインという方におすすめ。最近のPOPSと相性が良いなーと思います。ボーカリストやストリングス、ホーンや鍵盤などをステージで使う方や音源製作にもおすすめ!バンドで使うという方やギターやベースなどを演奏する方、ドラマーの方には少しローが足りずハイがきつく感じるかもしれません。プロご用達のカスタムIEMということでかなりハイレベルでまとめられたサウンドで、カスタムIEMを検討する際にまず一度聴いた方が良い機種です。上記でご紹介した業務用クオリティを保ちつつ音楽を楽しめるようにチューニングされたMH334を、スタジオ作業で使える様に「ミックスのチェックで使えるモニター」を目指したモデルが『MH334 Studio Reference』です。ネットワークを最適化する事により、周波数レンジ拡大と中低域解像度が向上されています。 BAドライバー:3Way / 3Unit / 4Driver(Low-1 / Low・Mid-2 / High-1) 今回のオーダー内容は下記の通りです! THE 業務用カラー!FitEarはクリアが綺麗なので、最初からクリアにしようと決めていました。シェルの透明度が高く、内部にアクリルを充填しているのですが気泡も少なく非常に綺麗です。シェル内部に樹脂を充填するとどうしても気泡が多くなりやすいのですが、FitEarの技術力の高さが伺えます。FitEarを作るなら外すことのできないカラーですね!特筆すべきはやはり中域の表現力の豊かさ。その中でも特にボーカルはスーッと伸びやかでここまで表現できる機種は他にはあまり見当たりません。またギターのピッキングのニュアンスなどの表現もかなり細やかです。ネットワークを最適化する事により解像度の向上とワイドレンジ化が図られています。MH334では個人的にネックだった中低域のぼわつきが取れ、スッキリと解像度があがっている点が大きなポイントだと思います。ワイドレンジ化により音域も広くなっており、中域の音圧や音の厚みがある事で見えづらかったドラムのキックまでの見通しが良くなっています。かといって低域は量が増えているわけではなく、音源に忠実な量感でかっちりとした印象です。高域は伸びやかに澄んでいて質が非常に良いです。全体的に音に厚みと音圧、適度な柔らかさがあります。国産メーカーですし日本の音楽と相性が良いイメージでしたが、音圧が高めに設定されているので、洋楽との相性が非常に良いです。モニター系の機種というと冷たく厳しいイメージがありますがMH334SRは優しさもあり、質の悪い音源でも器用に鳴らしてくれます。といっても解像度が高くノイズを拾いやすいのでそこらへんはシビア。基本的には使いやすく場面を選ばないので、様々な環境下で常に最高のパフォーマンスを行うプロが好んで使うのも納得な機種です。FitEarは長年、補聴器製作で培ったノウハウを生かし、耳道のカーブがきつく細い傾向にある日本人の耳型に合わせたシェル製作をしています。アメリカ系のメーカーと違い、カナルをきつめに製作するわけではなく、シェル全体でフィットさせるような作り方をしています。他のメーカーと比べカナルが短めに製作される傾向にあります(耳型によります)自分の場合、Westoneと比べると一目瞭然!かなりカナルが短めに製作されています。カナルを短めに製作することにより、外耳道のカーブがきつくても快適に利用することが出来ます。またシェル側でフィットさせ遮音させるように製作していますので、口の開閉時に顎関節が動く事により耳道の動きの影響も受けづらくなります。シェルでフィットさせるFitEarはインプレッションを須山式で採取することによって歌う時に口を大きく動かすことのあるアーティストへ最適なカスタムIEMと言えます。 肝心なフィット感ですがシェル側はきつくもなく緩くもなくでもしっかりと装着している感覚でカナル部分は比較的緩めに感じます。ヘリクス部分がしっかりと作られているので安定感も抜群。手持ちのカスタムIEMよりかなり快適な感覚です。このバランスが絶妙でどちらかが崩れるとフィット感が極端にきつくなったり緩くなったりします。自分の場合は手持ちのカスタムIEMの中でも遮音性は高めです。装着感の快適さはさすがFitEarだと感じました。使用上の注意点としてはアクリルを充填している分、他のカスタムIEMより重量があるのでケーブルを巻く際に油断していると勢いよくシェルがカツンとぶつかり割れるかもしれないのでここは注意が必要です。みなさん気になるのがMHシリーズの比較だと思います。今回はMH334を中心に比較したいと思います。MH334とMH335DWの一番の違いはミドルのピークにあります。ミドル全体に張りがありボーカルを中心に展開されるMH334に対してMH335DWはどちらかと言えば中低域にピークがある楽器寄りのサウンドです。MH334の方が中高域が出ている分、音の張りや圧を強く感じます。反対にMH335DWは重心が下がっている分、少し落ち着いた印象になるかと思います。MH335DWの方が低域が少し前に出てくる印象でドラムのキックあたりまでしっかりと量感が出ています。今時なPOPSを中心にボーカルやホーンなどの管楽器、ギターの弦を弾いた音を煌びやかに聴きたい人はMH334。バンドサウンドでベースや打楽器の音、ストリングスの音の響きが聴きたい人はMH335DWと言ったところでしょうか。EDMならMH334の方が電子音が心地よく聴け、MH335DWの方がノリ良くリズムに乗れる感じです。MH334にくらべMH334 SRは中低域の解像度が高く、MH334では見通しが悪かった中低域がスッキリとするため、ドラムのキック部分までの見通しが良くなります。そのため全体のバランスが向上する他に音の輪郭もはっきりしボーカルの表現力も上がります。バランスが良く基本的に得意不得意があまり無いので幅広い方におすすめです。MH335DW SRは音道間に金属チューブを採用している分、MH335DWに比べて高域がよく響きます。またネットワークの最適化によりこちらの機種も中低域の解像度が増しており、ローエンドまでの見通しが良くなっています。MH335DWだとボーカルが少しマスクした部分がありますが、MH335DW SRでは改善されボーカルも聴きやすくなっています。またスピード感も上がってるように感じます。実際に演奏する際に使用するならMH335DW SRが良いのかなーといった印象です。個人的にはハイが少しきつく感じる部分もあるのでMH335DWの方が好みだったりします。ボーカル+ドラム三点をきっちりモニターしたいという方はSRの方がプレイしやすいかと思います。幅広くいろいろなジャンルの音楽を聴くという方はMH334もMH335DWもSRにする方が良いのかなーと思います。MH334 SRとMH335DW SRの比較は基本的には無印の比較と同じようにミドルのピークの位置による重心の違いと張りの強さ、低域の量感の違いです。聴いているとどちらもモニターとして演奏に必要な音へのアプローチをしていますが、そのアプローチの角度が違うんだなーと感じます。例えばMH334 SRはアタック感を強くすることでキックなどをモニターしやすくしているのに対し、MH335DW SRだと量感で聴きやすくしている様な印象を受けます。無印同士より差が埋まっているというかどちらもバランスが良くなっている分、機種選択は細かな部分の好みでの差になるかと思います。正直ここは悩ましい部分で、個人的には中高域の出方によるハイと他の帯域のつながりやギャップが少なくバランスよく聴こえるのでMH334 SRの方が好みです。どちらを選んでも正解な素晴らしい機種だと思います!ただステージで使用するなら全体のサウンドバランス的にPAさんへ要望が出しやすいのでMH334 SRの方が使いやすいんじゃないかなーと思います。少々長くなってしまいましたがFitEar MHシリーズはどの機種もバランスよくどの機種を選んでも間違いないといった機種です。今回、作ったMH334 SRを手持ちの機種で比べるとES60とバランスが似ており、ES60を基準に置いている自分としてはFitEar風味なES60といった印象でした。ES60と比べるとMH334 SRは少しトーンが落ち着いていたり分離感では劣りますが、まとまりがあり音楽的に楽しめる分、モニターだけでなくリスニングにも行けるかなり欲張りな機種だと感じました。様々な音楽ジャンルに対応できますし、1つのイヤホンで完結したい!という方はまず聴いてみて欲しい機種です。 以上!カスタムIEM専門店よりきくちゃんがお送りいたしました!twitterやってます!この他にもカスタムIEMの情報を中心に発信しておりますのでよろしければフォローしてください!

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