【指示詞】文章の中で同じ言葉が続く場合は「これ」「それ」などの指示詞を使うと便利。でも、まぎれるおそれもある。「これ」「それ」の「伝わる使い方」を理解する。 Jun 28, 2017 - 【初めての読み・書きを、楽しいコント劇で学ぼう!】“ 初めての読み・書き”の基本スキルを楽しく身につけるための番組です。毎回、子どもたちに身近な場面を設定し、読み・書きで間違いやすい例を、ユーモアあふれるコント劇で紹介します。 ことばドリル (放送日:11月16日) これ と それ 【指示詞】文章の中で同じ言葉が続く場合は「これ」「それ」などの指示詞を使うと便利。でも、まぎれるおそれもある。「これ」「それ」の「伝わる使い方」を理解する。 あらすじを読む. うたっておぼえる漢字(かんじ)ドリル、「『カタカナみたいなかんじ』のうた。「♪カににてるけど 力(ちから)だよ ロににてるけど 口(くち)なんだ ニのかなそっくり かんじの二(に) ハとちょっとちがう これは八(はち) エかとおもえば 図工(ずこう)の工(こう) タかとおもえ� オープニングタイトル『サカイ研究所(けんきゅうじょ) 新型(しんがた)ロボット完成(かんせい)記者会見(きしゃかいけん)』。サカイはかせの記者会見がはじまりました。「わたしがつくったあたらしいロボットをお目にかけましょう。ロボ、こっちにきなさい」。はかせがそういうと、ロボットがやってきました。「このロボットは、とくべつなせいのうをもっています。さまざまな形(かたち)のようき。わたしのロボットは、この形のちがいをすべて見わけ、ようきの名前(なまえ)をいいあてることができます」とはかせがいいました。「デキマス」とロボット。「それはすごい!」。記者たちもおどろいています。「では、これはなんだ?」。はかせがコップをおきました。じっとコップを見たロボットは、「マルイ、ツツジョウノ形(かたち)ヲシテオリ、ガラスデ、デキテイマス。コレハ、コップデス」といいました。「こりゃ、おどろいた!」「かんぺきですね、はかせ!」。はかせは、こんどはワイングラスをおきました。「ではロボ、これはなんだ?」。するとロボットは、「コレモ、ガラスデデキテイマスガ、下ニ、アシガツイテイマス」といいます。「かんさつ、できてますねぇ!」とおどろく記者(きしゃ)たち。ところが、「コレハ…コップデス」とロボット。「え?」。「ロボ、よく見なさい!」。はかせがあわてていいます。「コップににているけれども、これはワイングラスなんだ」。そして、「いま、まちがえましたよね」という声(こえ)をむしして、ビールジョッキをとりだしました。「ではロボ。これはなんだ?」。すると、「コレハ、コップデス」とロボット。「おしい! よく見なさい!」。でもやっぱり、「コップデス」とロボット。「じゃなくて、コップににているけれども、これはビールジョッキなんだ」。はかせが「このように、形(かたち)を見わけるのうりょくにかんしましては、かなり上の…」といいかけると、「いやいやいや、またまちがえましたよね」と記者(きしゃ)たち。「つぎにまいりましょう」。はかせは、ゆのみをとりだしました。「ロボ、これはなんだ?」。またもや、「コレハ、コップデス」とロボット。「じゃなくて、ゆ…の…」、「コップデス」。「ゆのみなんだ、これは。ゆのみといってくれ!」。「コップデス」。「ゆのみだって!」。すると、「コップデス。コップデス。コップデス…」。ロボットのようすがおかしくなりました。体(からだ)のあちこちから白いけむりがふきでてきます。「コップデス。コップデス。コップデス…」。「ロボ、ロボ、どうなった? ちょっとおちつけ。ロボ、ロボ…」。記者(きしゃ)たちはあきれてかえってしまいました。ロボットがまちがえた、いれものの名前(なまえ)はなんだったかな? 『コップ』、『ワイングラス』、『ワインコップ』? 『コップ』はまちがい! 『ワイングラス』が正解(せいかい)! みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、「にているけど ちがうことば」をおぼえましょう。ママさんバレーチームのみなさんは、「にているけど ちがうことば」をちゃんとこたえられるのでしょうか。『水』とにているけど、ちがうことばをかいてもらいます。『かわ』、『あめ』、『うみ』、『たき』、『こおり』、『サイダー』、『ぎゅうにゅう』…。『ぎゅうにゅう』とこたえた人は、「にているところは、水とおなじく、えきたい。ちがうところは、あじがちがって、えいようかも、たかい」といいました。そのほか、『なみだ』、『あせ』、『おふろ』、『プール』などのこたえもありました。水とにているけどちがうことばって、いろいろあるんですね。小説家(しょうせつか)の面倒田(めんどうだ)やめる先生(せんせい)のところへ、へんしゅうしゃのホンダが、げんこうをとりにきました。「あーぁ、めんどうだった。グルメ紀行文(きこうぶん)なんて書いたことがないからなぁ」と面倒田。「先生初(はつ)のグルメ紀行。どんなおいしい料理(りょうり)が出てくるか、ワクワクしております」とホンダ。「よむのはめんどうだなぁ」といいながら、面倒田はげんこうをよみはじめました。『面倒田やめるのグルメ紀行 まずは、そばをたべた。つぎに、エビフライをたべた。そして、あつあつのおでんをたべた。デザートにソフトクリームをたべた』。「あの…先生。『たべた』ばっかりじゃないですか」とホンダ。「べつにいいじゃないか。めんどうだろう」と面倒田がいうと、ホンダは「いや先生、『たべる』ににているけれどもちがうことばがたくさんあるでしょ。たとえばそばだったら、『たべた』よりも『すすった』とかいたほうがピッタリきますし、エビフライだと、『たべた』より『ほおばった』とかいたほうがおいしいようなかんじがしますし…。すぐにかきなおしてください」といいました。面倒田は、「めんどうだなぁ。あぁ、めんどうだ、めんどうだ」といいながらかきなおします。「できた!」。そういって面倒田がよみあげたのは、『まずは、そばをたべた。つぎに、エビフライをすすった』(エビフライはすすらないでしょ!)。『そして、あつあつのおでんをのみこんだ』。(やけどしますよ!)。『デザートにソフトクリームをかんだ』。(いや、かめません!)。「ソフトクリームはかめないんです!」とホンダ。「いちいちうるさいなあ」と面倒田。「ちゃんとそのたべものにあったことばをえらんでつかってください」といわれ、「めんどうくさいなぁ。わかったよ、かきなおせばいいんだろ?」。面倒田はしぶしぶかきなおします。そこへ、ホンダに電話(でんわ)です。「はい。げんこうはたったいまかんせいするところ…。あれ? 先生、どこいくんですか!」。にげてしまう面倒田。見ると、つくえの上にげんこうが。「あれ? かけてる」。『まずは、そばをすすった。つぎに、エビフライをほおばった。そして、あつあつのおでんをあじわった。デザートにソフトクリームをなめた。どれも、とてもおいしかった』。さらにつづきがありました。『それにしても、かきなおしは、じつにめんどうで、おっくうで、やっかいで、しんどくて、かったるくて、わずらわしかった。 おしまい』。「…はぁ。まったく、めんどうな先生だ」。面倒田(めんどうだ)先生のげんこうは、どこをなおせばよかったのでしょう? 『そばをたべた』は、どうなおしますか? 『のみこんだ』はまちがい! 『すすった』が正解(せいかい)! みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、「にているけど ちがうことば」をおぼえましょう。うたっておぼえる漢字(かんじ)ドリル、「『カタカナみたいなかんじ』のうた。「♪カににてるけど 力(ちから)だよ ロににてるけど 口(くち)なんだ ニのかなそっくり かんじの二(に) ハとちょっとちがう これは八(はち) エかとおもえば 図工(ずこう)の工(こう) タかとおもえば ゆうべの夕(ゆう) タントン 外(そと)で おとがする なんどもタタくな 多(おお)すぎる♪」。
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